Excelで条件を満たしたら別のセルの色を変える

Excelの「条件付き書式」を利用してセルが条件を
満たした時、別の場所のセルの色を変える方法!
Excelで条件を満たしたら別のセルの色を変える

Excelの「条件付き書式」を利用し、あるセルが条件を満たした時、別のセルの色を変える方法です。 そのやり方をサンプルを使って詳しく解説します。

Excelで条件を満たしたら別のセルの色を変える!

①サンプル表
サンプル表-1

サンプル表-1

サンプル表-2

サンプル表-2

サンプル表-3

サンプル表-3

説 明
  • 「数」のセルに「0より大きい数字」が入力されると「色」のセルが「オレンジ」に変わります。
  • 「商品名」のセルに「チューリップ」の文字列が入力されると「産地」のセルが「ブルー」に変わります。
解 説
あるセルが条件を満たすと、別のセルの色が変わると言う単純な動きを想定しています。 帳票入力の際に「別項目の入力忘れ」を防止するなどの目的で応用可能かと思います。
②「色」列の対象セルを選択
「色」の対象セルを選択

「色」列の対象セルを選択

条件付き書式

「条件付き書式」を選択

手 順
  • セルの色を「オレンジ」にする「色」列の対象セル(E4~E6)を選択する
  • 選択した状態で「条件付き書式」を押下し「新しいルール」をクリックする
③セルの色を決定する
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」

セルの色を決定する

セルの色を決定する

手 順
  • 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択する
  • 「書式」をクリックし、セルの色を「オレンジ」に決定する
解 説
この操作で「E4~E6」のセルを「オレンジ」にする設定が完了します。 次は、オレンジにする「条件」を設定していきます。
③セルの色を決定する
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」

セルの色を決定する

セルの色を決定する

手 順
  • 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択する
  • 「書式」をクリックし、セルの色を「オレンジ」に決定する
解 説
この操作で「E4~E6」のセルを「オレンジ」にする設定が完了します。 次は、オレンジにする「条件」を設定していきます。
④条件を決定する
条件を決定する

条件を決定する

手 順
  • 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に「=$D4>0」を入力する
解 説
ここが今回のポイントです。
「D4~D6に0より大きな数字が入力されたら」が今回の条件になります。 そのため「=$D4>0」という数式になります。
「$D4」なのでD列は絶対参照(固定)で4行目は相対参照(行にあわせて移動する)となる。 そのため各行毎に条件判定となる。「$D$4」とするとD4のセルだけが判定対象となります。

先頭から
  • [=]これから数式を書きますよの合図
  • [$D]D列 $DとなっているのでD列は絶対参照(固定の意味)
  • [4]4行目 4だけなのでこちらは相対参照(行にあわせて移動する)
  • [>0]左辺が0より大きい
必ず先頭セルで書く。「$D5>0」ではダメです。
⑤「産地」列も同様に
「産地」列も同様に

「産地」列も同様に

手 順
  • 「F4~F6」を選択する
  • 「条件付き書式」を選択しセルの色を「ブルー」に決定する
  • 「次の数式を満たす場合に値を書式設定」に「=$C4="チューリップ"」を入力する
解 説
今度は「商品名がチューリップだったら」が条件となりますので「=$C4="チューリップ"」と文字列比較の数式になります。

先頭から
  • [=]これから数式を書きますよの合図
  • [$C4]C列(商品名)に4行目から
  • [="チューリップ"]左辺文字列「チューリップ」と同じなら
文字列は「"チューリップ"」とダブルクォーテーションで括ります。
以上で完成です!
<後記>
今回は「条件付き書式」を利用して「あるセルが条件を満たした時、別のセルの色を変える方法」をやってみました。 条件付き書式の「次の数式を満たす場合に値を書式設定」には数式を書くことができます。 そのため色々な条件を作る事が可能です。
みなさんも「条件付き書式」を使いこなして便利なExcel表を作ってみてください。

他人が作ったExcelの「条件付き書式」は見つけにくい・・・修正したいのに。。

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